ダブルオーの声

機動戦士ガンダム00SSの第11話。どっこい大差は生きているぎっちょん。ハレルヤ時間終了。


びびっているようにしか見えない劣化中華。泣いたのか殴られたのか目の下がが赤いネーナ。
ネーナは中華に内心で毒づくけど、大儀を掲げていたわりに私怨でいっぱいのネーナと、地位も名声もあるのに空論をもてあそぶ中華も、どっちも小娘っぽくて、きっとその対比を狙っている。


スメラギさんがティエリアの最後の言葉を遮ったのは、事情を察したからのように見えるが、ギャグマンガ日和であればイジメるためだな、確実に。一番言いたいことに限って変に察されて告白できない、そんなやさしさ社会に絶望したーッ。3



ロッカーにある奥さんの写真を見られると死ぬという都市伝説。奥さんが死んでいてもなお、その効力は衰えないという。いやむしろ、冥界から招くように……。単純なフラグではなくて、"静観決めこもう思った奴も肉親がやられたら銃を取る"((黒だと言えばTRIGUNのイメージがあって、ウルフウッドのセリフとして印象深い。今回の話の半分はそれがテーマだろう)。)という1例の追加になっているところがニクイね。


アニューは早くも敵のスパイであることが分かった訳だが。三木さんのキャラってのはいつも良いとこまで行くけど気づきはしない、みたいな感じだよね。


ダブルオーの声。ダブルオーといいつつ数字のゼロを使ったりするし、雰囲気としてガンダムウィングを意識しているような気がしなくもないから、ゼロシステムみたいなものとしてダブルオーの声かと思ったのだが、ニュータイプをギミック化したもののことのようだ。GN粒子の濃度が濃ければ"人間"にも脳量子波による通信が出来る、とな? とまあ、ガンダムらしい方法による沙慈とルイスの再会。ただ、斎藤千和入野自由の感情の乗せ方の力量差がありすぎて、セリフを揃えるところが小学生の学芸会のようになってしまって、決まらない感じ。さすが入野。


スメラギさんに第三格納庫の様子を見に行く理由を説明されてようやく動き出したり、イアンに言われたことを強調してオーライザーに乗ったり(女性とはいえ軍人だとはっきり沙慈に言っていたマリー(ソーマ)を差し置いて!)、とことん主体性の見えないキャラとしては入野は向いているのかもしれないけどね。トレミーに残るといったのも、敵に襲われる可能性を半分は忘れているとしか思えない。


もっとも、キャラで言うと刹那もそうとう思い込みで動いていて、作中の4年前よりは配慮できるようになったようだが(射撃が上手くなった、というのは集中とか狙いを定めるまで待てる、という印象がある)、結局はビリーに見つかったり敵に突っ込んでいったりとうっかりキャラで訳が分からない。


なんかこう、女性キャラは内面が描かれがちなのに、男性キャラは伏せられがち(ティエリアはまあ女側だな、そうなると)で、なんというか00って女性向けなんだなあ。か、ツンデレを楽しむ必須条件みたいな意味で男性向けなのか。