機動戦士ガンダム00SS

5〜8話。

見てない間に他の人の感想を見ると、ものすごく進んだように思えるものだが、実際はいつでもそれほどではない。


沙慈のヘタレっぷり。あくまで、一般市民の立場として描かれる。


確かに、関わらなければ平和でいられるが、多少無理はあっても、巻き込まれてしまえば当事者となる。当事者となれば、責任は伴う。責任があるなら果たすべきものも生まれる。おっと、禁書の影響か。



コーラサワーはアホだが、実際のところ自由すぎるミスター・ブシドーが一番アホだと思う。フリーダムすぎる。
フリーダムと言えば、アリー・アル・サーシェスガンダムの剣が、ちょっとフリーダム系な実体剣。まあ、刹那の機体も対ガンダム用に実体剣ではあるが、あれは普通の剣の印象。


サーシェスは、なんで超視点なんだろう。刹那のセリフに応えるように喋っているが、通信はしていないはず。通信できるならアザディスタンで刹那と抗戦しかねないし。ところがぎっちょん。なんもその気配はなし。ミスター・ブシドーと違って、興を殺がれたといって戦いを切り上げたりはしないだろう。この世界で一番"人間"ではないようにに思える。


開いても暗号な文とは……。それをさらさらと読む。さすが超兵。



リボンズが殊更"人間"というから、ティエリアが年を取らないこともあって、イノベーターはアンドロイドか何かと思ったらコーディ&ナノマシンかよ。人間じゃないか。そこまでやって出来ることがGN粒子で無線通信とは、攻殻世界(というかRD)の電脳と気象分子レベルではないか。あれ、気象分子は関係ない?


RDで言っていたように、幼い頃に五感が使えない場合、能力形成の臨界点を突破してしてまい、単純に機能を回復させただけでは能力を使えるようにならない。少なくとも、人格を変えただけでは無理なはず。まあ、人格を上書きと言うくらいだから、神経に刺激を与える技術は十分にあって、必要な神経を形成したのだろう。とはいえ、脳神経すら構築できる技術が存在することになる。脳神経を構成できるなら、腕の神経も構成できるだろう。とすると、ルイスの腕を再生できない理由がちょっと謎。傷口に新しい腕を接合できないとしても、接合できる部分まで腕を切断して、神経を構築すればいい、ということになる訳だし。ちぐはぐ。


どっちにしても、イノベーターたちも人間な訳で、せいぜい超兵レベルの技術ではないか。GNドライヴのように、もっとレベルが高いのだろうか。


超兵と言えば、1期のソーマは中二病女子みたいだったのが、2期では幸福ブルーにかかっている。典型的な真面目女子。親が厳しいとそうなってしまうらしいが、さて。結局は父よりも男を選ぶのも、かなり典型的な女子のライフ・スタイル。超兵関係なくね?


ところで、脳量子波ってなんだろう。量子波というのは、物質を波であると考える概念、だと思う。ちょっとググっただけだからよく分からないけど。つか、脳量子波が検索にかかりすぎる。マイナス検索かけても取り除けないって何よ。
で、脳の語がくっついているから、語義的には、脳(の物質)を波として考える訳で、だから何って話。脳を波だと考えても通信は出来ないと思う。あと、反応が早くなったりもしないだろう。何か特別な意味がないならバズワードだよなあ。


ティエリアもまた、真面目な"乙女"のごとく、生み出された目的に沿っていないと知らされショックを受けていた。8話のラストでは乗り越えたかに見えるが、結局は自分の方がイオリアの理想に沿っているんだという確信なだけかも知れない。ロボットじゃあるまいし、目的を持って生まれてきたりはしない。それは生んだ奴の勝手であって、神も親も本人の自由意思の前にはなんの権能も持たないと思うのだが、それは自由主義の理想か、中二病の一形態か。

紅龍が実兄なら、いくら"平等"の中華出身でも劣化が当主ってのは謎。説明されるのか、されるとしても外伝なのか。


ルイスがリボンズの部屋に呼ばれたときは、そういうお仕事かと思ったぜ。乙女親子といい、乙女座のブシドーといい、女装男と良い、00のキーワードは乙女だな。だとすれば貧乏姫も乙女哉(五七五)。


CBがイオリアの古い理想かと思ったら、リボンズの方が古い理想らしい。イオリアは、結局はCBに固執したというし、リボンズはツイン・ドライヴを知らなかった。残り話数やら1期の引きの感じから、リボンズが大ボスになるのだろうけれど、外見が若いボスってのは珍しいかも。
ロリばばあの例に限らず、外見より老けているキャラというのは大体幼く描かれる。ハイティーンの外見でも、他のイノベーターの用に女声が当てられる。まあ中性的なイメージなのだろうけれど、変声期前の表現にも思え、それはローティーンを想像させる。しかし、リボンズだけは古谷徹(とは書いてないけど)な訳で、男声であり、演出として意図的にハイティーンどんぴしゃな感じにされている。幼い、というより若い、であり、若者がより過激な理想を、過激な理想と思わずにクールで先進的なのだと信じているみたいなキャラクターになっていて、ちょっと面白い。


あと、みんなパイロットスーツが性的。