肯定派なのか否定派なのか

livedoor ニュース - 「考えない人たち」を育てるGoogle


Googleによる“知の高速道路”自体が「思考の枠」を設定してしまうこともあります。最近の学生レポートでは、Googleで検索した結果、上位で表示されたページをそのままコピーしたものが多かったりするそうです。与えられたテーマに対して安易にGoogle検索して、他者が書いたであろうテキストをそのままコピーした結果、自らが思考することを放棄した学生が多いと教授たちは嘆いています。つまり、知識を検索する手段でしかないGoogle先生によって、学生たちは自らの「思考の枠」を設定されてしまっているのです。同様に2ちゃんねるなどでも、その掲示板のコメントの流れであったり、サイト全体の雰囲気が書き込みの方向性を規定するケースが多いですね。

全体的にはGoogle肯定派のように見えるのだが、タイトル的には否定派のように感じられる。別に商業誌じゃないんだから、そんなにキャッチーなタイトルにしようとしなくても良いのに。


インターネットの存在は教授たちにとっても当たり前の時代なのだから、学生が提出したレポートを見てから、簡単にコピペしやがったなと思うんじゃなくて、先にある程度検索を掛けておいて、ネタが少ない題材を選べばよいのだ。
あるいは、なにかに参加することが前提条件のレポートとか、独自の調査で集計やら計算やらをしないといけないレポートにするとか5秒も考えれば工夫できる点があることはすぐ分かる。


何のイベントに参加すれば良いのかも自由にしておいて、そこでちょっとネットで検索してみると、お手軽なイベントをすぐに発見できる……というようにクッションを入れてやれば、学生は楽ができたと思うだろうし、教授はより行動的な学生を醸成できる。
朝三暮四というか3歳児並みの社会性というか、あたかも自分で選択したかのように学生を誘導するくらいの知性とからかいが、大人には必要なんじゃないかな。
時代に着いていかず、自分の不努力をネットのせいにするなんて、ピラミッドの落書きと同じレベルだぜ。