iQ

トヨタの新型車。


ぼくは、自動車が好きではない。まず、自動で走らない。まあ、これは日本語の問題だから仕方がない。次に、エンジンの振動が気に入らない。モーターカーと呼ばれているくせにエンジン積んでガタガタ振動しやがるとはどういう了見だ。まあ、これも言葉の問題だけど、実際に燃料電池とモーターで動く車もあるのだ。早く本当のモーターカーの時代になぁれ。あと、自動で走る車の時代にもなってほしい。


逆に自動車好きな人は、エンジン音とか好きなんだろうけどね。ぼくにとっては自動車は移動手段の1つ――どちらかというと運搬手段――に過ぎないし、かなり序列の低い選択肢だ。自分の責任で運転することが気に入らない。ぼくは移動したいだけなのに、何故周囲に気を配る必要があるのか。まあ、気を遣わずに走っている人もいるだろうけれど、トン単位のものが時速数十キロの速度で走るエネルギーは凶器だし、無駄が多いだろう。


そこで、小さい車は結構好きだ。チョロQみたいな車を見ると、欲しいなあと思ってしまう。バイクや原チャリでいいんじゃないか、とも思うけど、車でないと運転中の雨風に弱いし、荷物を運びにくい。


そんな風に思っているから、トヨタのiQには好感が持てる。走行音も小さいというし。そういう選択肢があるというのは、非常にナイスだ。


ま、買わないけどね。現状必要感じてないし。買い物は通販で済むし、現物が見たければ店舗で見て運送してもらってもいい。移動は鉄道でいいし、バスが通らないマイナーな道路はタクシーを使えばいい。それでもまだ自動車の購入からランニングコストを合計したものより安い。運転自体が仕事の人以外で自動車が必要なのは、地方の営業職とか、地方の主婦くらいではないだろうか。