皇帝 失格

コードギアス 反逆のルルーシュ R2の第20話。


覚悟完了な感じのルルーシュと比べて、スザクは結局へっぽこだったなあ。まじめになればなるほどぱっとしないというのは、肩の力が入りすぎていて、まあ典型的な日本人像っぽい気はするけど。スザクも皇帝を斬りつけて、死なない皇帝に絶望すれば良かったのに、逃げ出して穴に落ちる、だもんな。まあ、ルルを連れ戻すんだろうけど、そうすると皇帝も出てくる訳で、結局台無し。こんな事前予想は、さっくり超えられてしまうんだろうけどね。


ミレイ様は暗い顔をしているから、ゼロの正体を知ったのかと思えば、別にそうではなかったなあ。リヴァルは、結局ナナリーのことを覚えていないから、ロロのことは心配しても、政庁ごとナナリーが消失しても、特には気にとめないんだなあ。悲しいね。あれ、じゃあミレイ様は気がついているのかなあ。どうだろう。


どうも、ヴィレッタのことは、コーネリアにばれていた模様。捕虜として、近くにいたから声でも聞こえたのだろうか。



そういえば、皇帝が学校関係者・周辺住民全員の記憶を改竄したのだろうけれど、その日に休んでいる生徒もいるはず。まあ、皇帝自ら学校に来るのだから、強制的に登校することにしてもいいだろうけど、無理があるよなあ。


アーニャ。真ナナリーではなくて、マリアンヌだった。しかも、マリアンヌのギアス。つまり、アーニャ自身はギアスに掛けられていて、その効果としてマリアンヌが発現している。その状態で、マリアンヌはギアスを使えるのだろうか。前回C.C.と接触した際に元のアーニャの意識が飛んでいるあたり、C.C.と接触するとか、C.C.と一定の近さにいるときに発現するのだろう。本来は、適当な人間複数にこのギアスを掛けて、C.C.を派遣することで自分自身が工作を行えるというタイプの能力なんだろうな。今まで出てきたギアスで、相手を直接操作するタイプのギアスは目を見るという制約条件があるから、この能力もそうだったんだろうな。


で、マリアンヌとして皇帝に訴えれば、アーニャの若さでナイトオブラウンズになることは十分可能か。しかし、そうなると普段は元のアーニャとして活動しているのだから、元のアーニャにも能力必要だよなあ。アーニャが若くてナイトオブラウンズだからマリアンヌが入ったのだとしても、本体殺される前じゃないと無理で、その当時のアーニャじゃいくら何でも頭角は表してないだろうし、謎だなあ。




通常、目を能力のトリガーに扱った話は、対価として視力を失うことが多い。しかし、ギアスの場合は、ギアス自体が成長して、能力者がコントロールできないくらいに成長することはあっても、視力を失った者はいない。監督が、今の若者が抱いている全能感(の予感)をギアスとして表現したからか。

あれだけギアスのバーゲンセールをやったのだ、誰か一人ぐらい、自分で視力を奪った人間がいても良いものを。それがナイトオブワンか。「規範無き強さなどただの暴力」と言っていたし、作中でも、大人っぽい人格ならば、力の制御を考えている、という風にしているのかも知れない。それでいくと、ロイド伯爵は技術バカの振りをして、結構、線引がちゃんとしている。ラクシャータも。


あ、マリアンヌ死亡が自作自演なら、ルルやナナリーもそうだけど、ジェレミアなんてかなり人生棒に振っちゃってるよなあ。