新世界へ

お約束の終焉 −人工呼吸でキス、禁止っ−
人工呼吸をする必要があった気がしたが、そんなことはなかったぜ。まあ、うがいをするときにイソジンことポビドンヨードを使っても効果がないか微妙に感染率が上昇するっぽいという研究結果とか、手術の際にする剃毛・手術後に控える入浴などに衛生上のメリットはないとか、まあそんな話。


で、医学的な根拠がないとなると、「先生、人工呼吸はキスに入りますか?」というシチュエーションに童貞紳士が求めるエクスキューズが得られないということになってしまうのだが。まだほら、心臓マッサージが残っている。「あの娘の胸に触っても、ほら人命には変えられないだろう。だから、ちょっとした温もりとあの感触がこの手に残ってるのは副次効果」という新しい表現世界が広がっているではありませんか。さあ、理論武装しがちな我らは、科学的に正しい対処法を示しながら、一人無駄にエロスな気分にも浸れるのです。やったね。
しかし、女子側からのアプローチはどうだろう。愛しの彼とはいえ、微妙に体温の下がった乳首を手のひらにぎゅうぎゅうと押し付けるってのはなあ。しかも、心臓マッサージが成立するには、下手するとあばら折っちゃうんじゃね的な力で圧迫する必要がある。ヒロイン体型な女子なら体重乗せないと多分無理。割と必死。なら、それで精神的な満足が得られるか。「ああ、こんなにも彼のために頑張っている」とか。よし、頑張れクリエイター。