雷光

魔法少女リリカルなのはStrikerSの第24話。
レジアス中将、昔はめちゃめちゃ良い奴やったやん。レジアスは良い奴だったんだなという印象が残ったが、どうもフェイトやエリオ・キャロのライトニング組の結びつきが印象的でないために(前半にあれだけ尺があったのに、本編では微妙な感じの回想しか出てきていないのだ)、フェイトは洗脳した子供たちに励ますよう仕向けておいて、再帰的というか自家発電して自分を納得させている悪役、という印象に。なのはの分隊のときは横文字サブタイトルなのに、フェイトの分隊のときは漢字のサブタイというのもちぐはぐ。まあ、1期をまだ見てないから理解が足りないのかも知れないから、そのうち見ておこう。手元にはあるのにまだ見ていないだけだからな。
スバルもうやむやのうちに勝ってるし、なのはもうやむやのうちにボコられているし。前回のスナイパーはやはりヴァイスだったのね、というのは良いのだけれど、みんなここへ来て急に訳もなく勝ちすぎていないか。前半で戦略と訓練とか色々言っていたんだから、それにそった勝ち方の方が良かったのでは。あるいは、始めからその辺はすっ飛ばして精神論だけにしておくとか。


ナンバーズが全員スカ男のコピーを宿しているとはいかにもギャルゲースピンアウトっぽい設定。戦力かつコピーの母体になれるというのは、ナンバーズが全員女ということにそれなりに意味を与える設定だろう。どこかに逃げ延びることができるのなら、培養管とかも要らないからな。
しかし、戦闘機人にメンテナンスが必要だとすれば、その配慮は余り意味がないような気がしなくもない。基地がなければいけない場合、戦闘機人の機動性を下げてしまいかねない妊娠後期はただでさえ母体にも胎児にも不利になる。その状態で結局基地が必要ということになれば、妊娠させずに培養管でコピーを育てて、完全な状態で基地を守った方が確実だろう。しかし、記憶が同じで自分と同じ目的を果たしてくれればコピーでも良いというのは、なかなかアグレッシブな発想ではないか。そういう発想もコピーされるなら、覇権を競うでもなく、スカ男が12人揃っても目的を達成するべく行動してくれそうだ。とはいうものの、それでも本来の自分じゃない点は気にしないのだろうか、オリジナルは。
幼少の砌からスカ男の知識と人格を持ち合わせたクソガキを育てなければならないことになる生き残ったナンバーズは、なんだか可哀想な気がする。子どもは子どもらしい方がいいんじゃないのか、大人としては。まあ、ナンバーズは子どもの方が多いから、そこまでは気が回らないか。
ところで、これは、ナンバーズが勝ったら、ということになるのだろうけれど、捕らえられた場合は、堕ろされてしまうのだろうか。子どもの命自体はイノセンスでも、中身がスカ男という状態となると難しいだろう、リアル的に考えると。他のメンバーズは兎も角、クアットロは生んでもいいと思っているんじゃないかと思うのだが、望んでもダメなのか。そういうことを深夜アニメから考えてもしょうもないが、設定厨としては何だか考えてしまう。


クアットロ。やっぱりメガネはいらなんだ。電脳コイルみたいな視覚用デバイスでもないただのメガネを付けているとは、酔狂な奴だ。しかし、メガネでお下げ女がそのどちらも辞めると悪女でしたというのは、なんて典型的な設定なんだろうか。少しはレディ・アンを見習うべきではないだろうか(なんの話だ)。いや、メガネでお下げのときから悪役だから超典型例というキャラでもないのか。