あっちのミチコさん

電脳コイルの第9話。
やっぱり電脳コイル凄いわ。アニメだ。
一番の見せ場は、前々回の浴衣の予告のわりに出番の少なかった前回のイサコ分を補うかのような、イサコさん。「私と結合するのよ 」は今期アニメの名ゼリフになり得るか? 少なくとも、電脳コイルの同人誌を作ろうと思っている人は使いたくなるセリフだろうな。上着をはだけるところは勿論、上着を押さえての受け入れ態勢、なんか迸っちゃってるミチコさんを構成していたものを大量に浴びる姿、上着を着直す姿。一連の流れが超良い。NHKアニメを見ている普通の子供たちに何か植え付ける原体験になるかも。アニメ大国の公共放送はやることが違うぜ。
先生のキャラが良い。ダイチたちの動きや演出も良い。ガチャギリも結構良いヤツっぽいことが判明した。
始めは今時このキャラデザかと思ったけれど、始まってみると、これ以上ないって感じだなあ。シナリオも古くさいと言われることがあるけれど、これでいいと思う。SFっぽいギミックを使っているだけで、ジュブナイルなのだ。そうやって、子どもの住む世界らしさを生き生きと描いているのだから、むしろSFしているのかもしれない。まあ、ずっと未来というよりは、かなり現代に近い未来像だけれど。
ミチコさんの話をするときに、どう聞いてもカンナのことを言っているとしか思えないダイチの話にハラケンがまるっきり反応しなかったのが、今までのハラケンのカンナへのこだわりっぷりからすると不自然に感じられた。それから、オバちゃんはメタバグを使ったりできるのだから、ばれて問題になるようならはじめからサッチーを使わなければいいのに、どうしてサッチーを使うのだろう。メタバグの使用が不正だからだとすれば、サッチーにメタバグを貼る理由がないし、サッチーが駄目なら個人的にバグフィックス用のプログラムを作ればいいように思う。
個人的に、一番面白かったのが、はいよるこんとん(的な何か)。はいよるこんとん自体、あのデザインに元ネタがあるんだろうけれど、これはひどい的に受けた。スタッフがそういう年代なんだろうなあ。