真夜中の聖譚曲〜oratorio〜

京アニKanonの#16。あゆを見た医師が何かを思った様子だが、まあネタバレ的にはずっとねむったままになっている少女のことなわけだ。常識的に考えて、起きているはずないと思ったんだろうという場面だが、そのあと栞に名前を言われているのだから、気が付いても良かったはず。ここの病院ではないということか?
舞の出番が病室だけってのはなあ。卒業式にも出られないみたいなことを言っていたが、卒業式のイベントは出して欲しいなあ。
おらおらでひとりえぐも。栞が病弱だと言っても、アニメである以上連れ回さずに話を進めるのは至難の業で、シナリオ進行的にもここで思い出の場所を一旦訪れたり、経験が必要なわけで、そうするととても病弱には見えない。舞の母親の演出を見よ。あれくらいでも死ななかったのに(もっとも舞の奇跡のおかげだけれど)、栞の元気さを見るととても死にそうには見えない。むしろ元気なのに死んでしまうのが栞の持つ奇跡にすら見える。とはいえ、栞も嫌いではない。フォルムとキャラクターが良い。フォルムが先なのは視覚が選考するアニオタだからではなくて、人として存在する以上、形ある身体に依存し、その身体を駆使して振る舞った行程がキャラクターになるから。むしろリアル指向なんだぜ。ある人のことをキャラクターという抽象的なもの、いわば伝聞だけで好きになるとしたら、それこそ妄想ではないか。
今日は背景のモブがあまり動いていなかった。省力の回ということか。実はスタッフロールをよく見ていないんだよなあ。何回か止めてちゃんとチェックしてみればスタッフによる演出の違いが分かるんだろうけど、1作品を見るのは1度主義だから、あんまりやらないんだよな*1。良作だろうが駄作だろうが、見られる限り多く見たい年頃なのです。

*1:ということは、未視聴でなければDVDを買わないが、見もしない作品に何万も出せず、結局レンタルくらいしかしないことの表明だな。真のオタクはコレクションとしてDVDを買うんだろうけど、見ないんならそれはそれでスタッフに失礼じゃないか? あと、コレクションしないから僕はオタクじゃないやいと言ってみる。あるいはオタク以下。