過去を振り返っている間は、未来に背を向けることになるんだぜ

83年生まれの私から見た同世代とヲタク
ああ、同年代同年代。自分の過去を振り返って確認してみる。

  • 幼少の砌

幼稚園に入っているくらいのころ、タイムボカンシリーズのいくつかや、ハイスクール!奇面組スケバン刑事の再放送を見て、ガチャピンの万能性を疑いつつも憧れ、のっぽさんが喋る時を待っていた。じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの時代だ。あと、こんなこいるかな、とか。あの頃の幼児番組は、番組で作った曲がテクノ調のものが結構あった。それが、今のぼくのチップチューンだとかそこら辺のジャンルが好きな源泉じゃないだろうか。と言って、具体的な曲名は思い出せない。そんなもの把握してないし。ちょっと思い出してみる。コンピューターおばあちゃんは結構そうだけど、十二支のうたはちょっと違うか。アジアンな感じはYMO的かもしれない。ちなみに、うんのわるいヒポポタマスを当時に聞いた記憶はない。

  • 小学生の頃

天才てれびくんがはじまり、恐竜惑星ジーンダイバーが結構好きだった。同番組にポコ・ア・ポコというコーナーがあって、そこで初めてライディーンを知って、そこからYMOを知った。その頃にはとっくにYMOは散開していて、知らなくて当然か、というとそうでもなく、友人の中には割と知っている人が多かった。小学生の頃は35人強のクラスメイトがいたのだが、12人くらいはオタク趣味だった。オタク率が3割を超えている。スポーツができる・できないは関係なかった。だから、転落していって嵌った穴がオタク趣味という訳ではない。クラスの卒業文集に好きなものとして「エヴァンゲリオンふしぎ遊戯」を挙げているヤツがいた。ソイツはサッカー少年だった。いまその文集を見たら、破り捨てたくなるだろうか。

  • 中学生の頃

BS2でカードキャプターさくらが放映された。その前年に、日経新聞のマンガの書評コーナーみたいな連載があって、そこで初めてさくらを知ったくらいから、情報経路なんて適当適当。それで、さくらにはまってうっかりアニメ雑誌なんて買ってみて、トライガンを見たのだ。マッドハウス好きかというとそうではない。深夜にもやっているんだね、みたいな感じ。ロードス島戦記英雄騎士伝によって、凛々しい作画とションボリな作画という品質上のムラがあること・声優が交替しうることなどを知った。ヤシガニをリアルタイムで見そびれたことは残念。見始めた頃には品質を持ち直していたからなあ。中学生活では、一応受験勉強をしないといけない感じだったから、ゲームみたいに延々と時間を取るモノは自粛していくうちに、手軽な物語分を補給源としてアニメに偏っていった。

  • 高校生の頃

割と進学校と呼ばれがちなところに入ったものだから、オタクだらけ。話にならないくらい。メガネでおさげでオタクな委員長とかいたし。あ、リヴァイアスだ。1話を見そびれたせいで、回帰的な演出なんだろうと思いつつ、具体的にはそのシーンを思い浮かべることができないまま最終話を見た。それから、連続してガンダムをちゃんと見たのは、ターンAが初めてというガノタとしては一拍ずれたデビュー。ああ、なんとガンダムWをスルーし、Gガンダムを見切ってしまった小学生時代であることよ(漢詩訳風に)。

  • 大学〜現在

ションボリな大学に入っちゃったら、DQNは多いがオタクは少ないという、ぼくにとっては異常な事態だった。想定外。適当にさまよってアニ研の人を見つけたが、今年の新入生はロリコンが多いとか、二次会はメイリとかいうのを聞いて、何となく独立孤立の道を選んでしまったがためにヒッキーみたいな隠遁者になってしまった。どうすればいいんでしょうか。まあ、ヲの字生活の面では全然困っていないんだけれど。むしろ、PCのおかげで脱出する機会を完全に失ったね。