気取る話

国語の苦手な子になるな 「いい子」に育てるな


自分の好きな物は、世の中から不当に低い評価におとしめられている、と感じる。あるいは、そんなものが好きな自分で偽悪ぶる。


ところがぎっちょん。


理系の人はきっと文系ばかりいい目を見やがってと思っているし、文系は文系で、技術職は良い金もらっているとか感じたりしているのだ。


おそらく、全ての人が、自分がこんなにも好きな××が、世間ではさっぱり評価されていないということに嘆いている。
多種多様な価値観の相対として現れる"世間"というやつを想定してみるといい。世間という1つの存在に捨象されてしまうがために、全てのキョーミは平均化されてしまう。そうすると、一人一人のときは情熱を注いでいた対象も見事に平均化され、別にどうってことはない事象になってしまう。せいぜいが健康やら食事やら色恋沙汰くらいがキョーミの矛先として残ることになる。そんな世間を一人一人の人の還元してみてしまうから、自分の好きな物の評価が低いと思ってしまうのだ。当然の現象である。
別に自分が好きなら良いではないか。