四月一日と書いて

結界師、ゴールデンタイムの放送終了。去年の12月の段階から多田野曜平が数字が取れないことを嘆いていたけれど、まあ広告放送の原理には勝てず。何事にも基準は必要だからね。同じルールで戦っているならば、それはそれで仕方がない。犬夜叉よりはしっかりと物語しているように思えるのになあ、犬夜叉より数が取れなかったとはねぇ。多様化だね。物語のハイライトの一つとなるところをゴールデンタイムに持ってきて、1時間の枠にすることで畳みかけて短くないように調整したわけで(原作の展開を知らないけど)、変成の人とかプロデューサとか相当頑張ったんじゃないかな。とりあえず深夜の枠は取ったみたいだし、めげずに続けて欲しいね。ルルーシュだって土6取れなくても、あるいは取れなかったからこそ人気になったんだから。



ところで、CMを見ていて思ったことがある。OP・EDを歌っている宇浦冴香という歌手が、高校の制服のような衣装を着たPVだ。高校生だったのか、と。まあ、歌でも「花の女子高生です」とか歌っているのだから、女子高生の可能性もあるが、今女子高生といったら平成生まれなわけで、平成生まれが「花の」とか言うか? ぼくは昭和のケツに生まれた人間だけれど、「花の」とか言わないぞ。方言かそれは、と思ってしまう。どんだけ〜、とかの方がよっぽど言うんじゃないか? B'zの中の人が付いているのだから、もうちょっと何とかすれば良かったのに。

で、その宇浦なのだが、誕生日が四月一日らしい。で、1989年生まれ、と。2007引く1989は18だから、多くの人は「高校3年生ですか、だったら『花の高校生です』ね」と思うだろう。けれど、日本の法律はちょっと面倒なことになっていて、四月一日は早生まれ扱いなのだ。つまり、学年で言えば宇浦は1988年の人と同じ。もう専門学校やら大学に入っていたり浪人だったり自宅警備員だったりしているのが普通なのだ。ということは、宇浦は高校浪人か、留年か、途中で退学して再入学とかなんだとか面倒なことになっていなければ高校3年生じゃないのだ。あるいは、日本以外の高校に通っているとか。
もしそうでないのならば、誕生日が本当は違うか、そもそも年齢が違うと言うことになる。芸能人はいろいろ経歴を弄ったりするからな。何でかは知らないけど。芸能人ともなれば、存在自体がエンタテインメントみたいなところがあるし、プライバシーの問題もあるから、必ずしも正確な情報を流す必要はない、とぼくは思う。宇浦も、別にややこしい人生を送っているわけでもないだろう。
けれど、どうせ嘘を付くなら、ばれないようにするべきだ。経歴詐称をするなら、無難な方を選ぶべきで、境界を選んじゃいけない。本当に四月一日生まれだったら面白いし、変な名字の人は実名で芸能活動を行ってもインパクトがあって良いだろう。けれども、経歴に手を加えるんだったら、もう少し考えないといけないな、と思う。
真相がどうかは知らないけど、ウィキペ先生の中でも一部揉めているらしくて、半保護になっている。「よくやるわ」。