「願い、ふたりで」

魔法少女リリカルなのはStrikerSの第8話。

レイジングハートの元の持ち主とか、顔を赤らめるなのはさんとか、スバルとティアナの着替えとか、そういう微笑ましいシーンが特徴的な今回。自分のアイデンティティとなっているシャープシュートを活かすために、あえて別の選択肢を模索するティアナ。まさに成長物語。



……油断していた。ぼくらは忘れていたんだ。高町なのは管理局の白い悪魔だってことを。
なんかもう、ヤンデレかというくらい。すごいぜ。ついに本性を現した! ある種不意打ち。こうなることを予測しておくべきだったんだ。あるいは素直に堪能できて良かったのかも。


なのはさん、やさしいもん」? それはなのはさんのほんの一部でしかなかったのだ。驚愕するスバル。
少し、頭冷やそうか」から「今日は二人とも、撃墜されて終了」〜次回予告の流れに最強伝説。

ティアナの攻撃を無造作に受け止めているなのはさんのデザインの少し歪んだ感じも、このときにはかえって決まっている感じ。その後の投げやりな無表情さが、なのはさんのテンションが下がって、とっとと終了させようという感じが出ててリアリティ。今見直してみて、目の下の影がヤンデレっぽさを感じさせていたのかもな、と確認。

AパートからBパート途中までの青春GOをすっかり忘却、印象に残っていたのは、なのはさんの本来の姿のみッ。レイジングハートのモードリリースをする辺りまで、二人の成長にびっくりだよ的な流れを無意識のうちに期待していたもんなぁ。つくづくぼくは甘ちゃんだね。何で表情を隠すのかという違和感はあったんだけどな。直感は大事にするべきだね。そのシーンでは作画もちゃんとしてたし、しっかりした演出には、しっかりとした意図があるもんだからねぇ。読みとり甘いなあ。

ただ、なのはさんにも部下が自分の思いを受け取ってくれていないという上司としての挫折感とかあるんだろうなあ。すっかり管理職ドラマだぜ。

なんというか、ユアン君に接する功士朗みたいな語り口になってしまった。