砂沙美☆魔法少女クラブ

タイトルに☆が入ります。

シーズン2の#11.ほほえみに咲く花。エヴァンゲリオン以降のアレを、エウレカセブンより上手く見せたと思った今回。ただし画がMUSASHI。脚本の人はよくがんばった。声の演技力を期待できないのに、画でもキャラクターの演技を制限する状態の演出をするとは思い切ったものだ。無茶な拡大とか、消失点の存在意義を無視したループ歩行とか、変な横並びパースとか、そんなものはどうでもよくなるね。そもそも砂沙美である意味が分からないんだし、前提条件がアレならあとは全部真ですよ。伏線を踏まえて、内面的な演出にその画的な必然性があって、かつ外面的な反応もある。内面的なものをメインにするために抽象的な画になっているけれど、それでいい必然性もある。魔法だし。感情のモチーフとすることで少女である必要性も見せている。そのとき、大人は見守っていればいいんだということを、シムーンより分かりやすく表現できていたと思う。あと、少年であるアミターヴは見ているだけで、見守っているのとは違う感じというのも表現していると思う。まあ、そういうもって行き方自体は真新しいものではないけれど、こんなところで見られるとはなあという意外性があった。