コンピュータだった

PS3が発売されてみると、結構好印象をもたれているようだ。すごい技術の結晶だ、みたいな。まあ、新型ゲーム機が出ると毎回そう言われるけれど。

今回はかなり本格的にコンピュータになってきた感じ。2006年11月17日の日経新聞朝刊によると、ソニースタンフォード大に協力して、PS3によるグリッドコンピューティングでタンパク質を解析して、新薬を開発するようだ。完璧コンピュータの領域じゃないですか。

基盤とか部品を見ても結構良い物を使っているという話だし、今回の話で更にコンピュータらしくなってきた。PS3はコンピュータだと言うだけじゃなくて、はじめから中の作りとか、コンピュータらしい使い方とか、そういう方面の具体的なところを示せば、発売前のネガティブな印象は少なかったかも知れない。どうせ発売の3ヶ月前くらいに中身を見せても、ライバルにできることなんてたかが知れてるんだから、ばんばん公開すれば良かった。

バッテリー問題もニュースの後方に押しやられて、人々のイメージから消えかかっていることだし、ここら辺で印象を上げておけば、けっこうメッセージは届きやすくなるかも。なにしろ、製品は現物が出るようになったんだから。