リーン

リインカーネイション。リーンの翼を見た。GYAOでだけど。文化に金銭で貢献しないぼく。6話一挙放送ってメルマガに書いてあったけど、放送じゃないよな。


ガンダムシリーズにターンAから入った人間としては、キャラクター配置が同じだな、と思った。けれども、登場人物が多いから、それはマイナスにはならない。まあ、関わる数が多ければ、それだけバリエイションが増えるって感じで。あと、ヒロイン役の嶋村侑の声が、高橋理恵子に近い印象。富野作品だから、親子関係も。バイストン・ウェルのシリーズだと言うことについては、知らない。


第5話、Aパートで、不覚にも涙ぐむ。小山力也さんが熱演する上に、男泣きの画ですよサコミズ。思想的に共感できなくても、感情的にやられてしまったね。つられてしまうのだよ。僕自身は、エイサップ*1の思考に近いけれど、説得力というか力に欠けるよね。そういう風に演出しているからだろうけれど、そうでなくても力無い感じ。



基本的にみんな弱っちくて、サコミズだけが戦士だった。でもサコミズは過去の人で、現在の人は過去は変えられないし、過去の人もまた、直接的に現在に介入できない。やっぱり、5話のシーンは泣けるなあ。Bパートはしつこすぎて一瞬冷めたけど、6話でまた盛り上がってきた。


服装も含めて、リュクスのキャラクターが意味不明だが、なんか良いと感じた。何もかも空転しているし、一人で納得して、巻き込まれて流されてしまう。でも許されてしまう。姫だし、ヒロインなんだよなあ。女の子扱い。これでもっと破壊力があるとタラ・ダンカンになれるのにな。最後消えちゃうし。お父様って。エイサップは最後まで残念な感じ。福山声で富野調のセリフだと面白いな。


最終的には、全6話くらいの尺でありがちな感じで終わったけれど、陳腐な印象はない。禿げてても富野って感じ。


やっぱり、見終わってすぐだと支離滅裂だな。時間がたっても支離滅裂にしか書けないけど。本能のように論理的に書けるようにならないものかね。

*1:なんか酷い名前じゃないか? 父親がアメリカに帰ってしまった後に、日本人の母が付けた名前とは思えない