砂沙美☆魔法少女クラブ

最近、評価する人がちらほら増えてきたマイナー系マイナー*1なアニメ。WOWOWで1期目をやっているときから見ている俺は勝ち組。あるいは大敗。元の砂沙美を見たことがあまりないのが、かえって先入観を持たずに見られて良かったのだろう*2。さすがガンダムにターンAから入っただけのことはある。オルタナティヴから補完するぜ。ZEGAPAINも1話から良作だって思ったし(メカの動きのとろいことがほとんど気にならなかっただけなんだけど)、取り敢えず1話2話は見ておくってのは重要な習慣だね。あるいは、一般人として重大な欠陥。


ゆるい雰囲気愛好家としては、十分なゆる強度を認められる砂沙美☆魔法少女クラブ。しかし、何故声優にこどもを使うのかが不明。こどもでも演技が上手いなら問題ないけど、正直普通にこども。さっぱり上手くない。工藤晴香花澤香菜のように、モデルとしてやっている人が舌っ足らずでもやっているなら、まあタレント活動の一環なんだろうねと理解はできるが、砂沙美の中の人たちに関してはごにょごにょごにょ。


さて、その砂沙美なのだが、なぜだかハンターハンターの念能力者に見える。まあ、結構強引な見立てなんだけど。


砂沙美は、物を操って動かすことができる。操作系だ。ハンターハンター作中のヒソカの性格分析によると、操作系は理屈屋でマイペース。何かしら理由を見つけてきて魔法を使うところは理屈屋だし、いつまで経っても変な走り方をする所為で走るのが遅いところはマイペースだと思えないだろうか。強化系念能力者にぴったり当てはまるではないか。


美紗緒は、何か黒いムシのような物を呼び出してしまう。じゃあ具現系ってことで。具現化系は神経質・几帳面。美紗緒は、自分の能力のことを気にしていたり、砂沙美がいないと行動を起こせなかったりするあたり、神経質そのもの。それに、学校のバザーで指輪を作るときも、一人でもくもくと作業をする几帳面さもある。指輪といえば、美紗緒の作った指輪によって、魔法少女クラブの結束が戻るというエピソードもあったが、念能力者が念を込めて作った指輪だ、何らかの誓約効果を発生させていたに違いない。立派に念能力者している。


司は、風を起こす。念能力でいうなら放出系だ。放出系は短気で大雑把。そして情に厚い。すぐに飽きたり、約束を忘れるのは、短期で大雑把な性格のためだろう。魔法少女大会の優勝を狙う砂沙美に一番に賛同したのは、情の厚さからだ。


杏莉は、ノートに書いた文字を、一緒に書いた名前の人物の頭上に出現させることができる。具現化系や、特質系の可能性もあるが、念をトランプのマークや数字の形にするのは、ハンターハンターでは変化系として扱われていたので、変化系だということにしてみる。変化系は、気まぐれで嘘つき。謎めいた面もあるとか。杏莉は、同じ内容でも、司が言ったときとそれ以外の面子が言ったときではまるで反応が違う。実に気まぐれだ。それに、普段はお嬢様ぶっているが、実際のところは、ステレオタイプな苦労人――貧乏タイプの家庭の長女だ。嘘つきだったら、自分の姿を偽るくらいするだろう。そして、学校では、男子連中にアンアンと呼ばせている。かなり横暴だが、それなりにファンが多いのは、謎めいた面から来る魅力のためだろう。


真琴は、大きくなったり小さくなったりする。結構ありがちな能力だが、念でいうと、どの系統に入るのだろうか。さっぱり分からない。特質系だとつまらないし、他の面子との兼ね合いもある。強化系だと言ってみよう。一応、それなりに理由もある。念の系統を判断する水見式では、系統が強化系の場合、水が増える。水が増えるなら、自分の身体の体積が増えたって良いじゃないか。さて、強化系である。強化系は、単純で一途。意志が強く熱血。真琴は、自分でする話題が身長のことか、自分がリーダーになりたいということくらいしかない。単純であり、一途ということで良いんじゃないだろうか。いつもうるさいのは熱血キャラの特徴である。熱血キャラはリーダーになりたがるし、これで何とか当てはまっただろうか。


さて、どうでしょう。誰に向かって発信するのかさっぱり不明なネタでした。結論もないし。あるいはバーナム効果を実証するトピックだったってことで、いかがっスか。

*1:俺用語。アニメというジャンルが、マイナー系。そして、そのなかでもマイナーなタイトルとして砂沙美☆魔法少女クラブ。マイナー系メジャーなアニメは、なんだろう、ポケットモンスターとか?

*2:あえて知っていると言えば、あずまきよひこのオヤジ魎皇鬼