指折り計算式世界

狼煙というのは、基本的に上がっている/上がっていないの1bitデジタル情報。煙の色によっていくつか意味を持たせられるにしても、それもまあタグというか定義というか、煙の色自体にはメッセージ性はないわけで、基本的にオン/オフのデジタル情報。

アナログ世代というのは、結構高等でリッチなリソースの使い方なんじゃないかと思ってみた。


電子が回る軌道ってのはあらかじめ決まっていて、するすると殻のサイズが変わったりはしない。見たことがないから分からないが、見たってそれが真実とは限らないから、そこのところは不問。

素粒子というのは、定義的に体積を持たないけれど、物質が物質として存在している以上、素粒子より上の構成要素は皆一定の大きさを持っている。それの組み合わせによって存在している。こっちは定義だから見たとか見ないとかは関係ない。


で、世界ってものは、こういう確固たる構成単位が存在している以上、少なくとも僕にとっては、きっぱりとデジタルな世界なんだけど、アナログってのはなんなんだろうね。滑らかに動いていくアナログの時計だって、歯車の溝1個ずつの解像度を持っているに過ぎないって思うのだが、歯車ってのは真にアナログだと言えるくらい連続的で一定に動いているんだろうか。解像度の問題で、最終的にはデジタルになってしまうんじゃないかと思うのだが。