私だけでしょうか? フォーマット

2006年08月23日(水)の朝日新聞天声人語

戦争を見る目は、どうしても一方に偏りがちだ。地上の戦死者の姿が見えない映像では、本当の戦場は分からない。物語は、超人的な共感能力というフィクションを使って戦争を反対側からも描き、みごとである。

日本の私たちは、戦争の実相をどれだけ知っているだろうか。他者への共感能力の大切さを訴えた作品の重さを、改めて思った。

戦争、少年、超人的な共感能力とくれば、ニュータイプだと思ってしまうのは、私だけでしょうか?