ever forever

ef - a tale of memories.の第11話。
終わりが近いのが残念。揃えられた服。12歳+αな相手と……。チッ。
記憶たる日記が散っていく様は、ドラクエを起動したら呪いのテーマが聞こえきたときと同じ質感だろうなあ。
1日経つ毎に読み込まなくてはいけない情報が増えていくとしたら、いずれ破綻していくのは明白で、ちょっとずつ読み込むべきものを選択するのは必然。
しかし、絶対に忘れるために、捨てることができる記憶というのは、便利すぎて不便なことだ。普通に生きている人も、いつかは破綻していくシステムだと分かっているけれど、普通に死ぬまでいくていく。それは、別に打つべき手段がないからで、何か方法があったら、試してみたくなって、却って迷ってしまう。
宮村みやこの話より、新藤千尋の話の方が良いように感じるのは、作中作に物語臭さを押し付けられるからという面もあるだろうけれど、特殊な症状であることを説明しなければならないために、どうしても症状について具体的に語らなければならなくなって、それが――実にフィクション的だとしても――リアリティを与えているからだと思う。そこで一回性となかんとか言うと文学論っぽくなるのかな。でもまあ折角ギャルゲー原作なんだし、そんなつまらないこと言い出さなくても十分に面白いから良いけど。