ロミオ×ジュリエット

GONZOのやつ。ぼくの最終的な印象としては、岩男潤子が「木を枯らさないで」という話*1
ヴェローナや馬が空を飛んだり、エスカラスが木になったりする必要はまるでなかったのでは。岩窟王の場合は事情があったから翻案も折衷的な解決法としてありだと思うけれど、今回のは何でそうなったのか良く分からないために、妙な翻案をしたな、という印象が拭えない。アニメでどこまで演劇できるかという方向性でも良かったはずなのに、なんでこんな妙な舞台になったのか。もう完全なSFにしてしまって、スターウォーズのように一周して神話みたいな風にしても良かったのに。うーん、それだと厳窟王の二番煎じみたいになってしまうか。といっても、ロミオとジュリエットを持ってくる当たり十分に二匹目っぽさはあるんだから、同じ路線でも良かったかも知れないのにな。企画が進んでいった過程を知りたいようなどうでも良いような。

*1:蛇足だが、PS版のTALES OF PHANTASIAのマーテルのセリフとCV。